美術の秋の油絵展と写真展!


yamada.jpg 深まる美術の秋に、小樽市立美術館(色内1)市民ギャラリー3階で、山田守之油絵個展と小樽フォト虹彩(井上雅博会長)写真展が、9月7日(水)~11日(日)同時開催されている。
 正面入口から、左手に小樽の景色を一望しているかのように、山田守之さんの油絵が展示され、右手には小樽フォト虹彩メンバー10名の作品が多彩に並ぶ。
 山田守之さんは47作品を出品しており、前回の展覧会から4年目の集大成が、ギャラリーの壁を飾っている。「ここ4年に描いたものを展示している。絵になる場所を求めて描いている。」
 洋画家のテーマは、小樽市内の誰もが慣れ親しんでいる風景や建物が多い。小樽運河、オタモイ海岸、高島風景、花園公園、富岡教会などの油絵が並び、画家の小樽の街への愛着がうかがえるものとなっている。「少しでも、自然と心が行き交う絵が描けるように努力している」という、画家の気持ちを汲み取りたい。
 画家は、小樽保護司会の2期目の会長もしており、芸術、教育と2つの顔を持つ。会場に来た小樽保護司の松田清さん(67才・末広)は、「山田先生の作品は好きです。昭和23年くらいに、運河に潜って遊んで、食料を確保していた。先生の作品を見て、そんな幼少の頃を懐かしく思い出す。時代によっての違いを見ることが好き」と、運河が描かれてる作品を眺めていた。
suzuki.jpg 小樽フォト虹彩メンバーの作品では、複数の写真で1つのテーマを表現したり、10人がそれぞれ思い思いのテーマの写真を、モノクロやカラーで表現している。
 会場にいたメンバーのひとり、鈴木憲子さん(桜)は、「京都が好きだからテーマにしました。京都は誰が撮っても写真になるところだから、自分なりに表現する難しさを勉強しました」と、今回の写真展のテーマ「京都ぶらり一人旅」について話していた。
 小樽フォト虹彩は、井上雅博さんを会長として、今年の4月に立ち上がったばかり。9月7日(水)からの写真展が、初めてのものになるので、メンバーも張り切っているという。