小樽市消防団(佐々木政美団長)では、9月4日(日)9:00から小樽公園グラウンド(花園5)で、恒例の小樽市消防団秋季合同訓練を実施した。
「平成17年度小樽市消防団秋季合同訓練」は、女性消防団56人含む365人の消防団に よる、大規模な訓練となった。
消防精神と規律厳正な諸訓練を、広く市民に示し、火災などの被害を最小限に止めることを目的として実施された訓練。担架操法・部隊訓練・小型ポンプ操法・救急講習・放水訓練など、火災緊急時や救急時の訓練の様子が繰り広げられた。
訓練は、例年行なっていたこれまでの消火リレーから、心肺蘇生法の実技指導・AED取扱説明・止血の仕方など、実地の救急講習に変わった。はじめに小樽市消防署が、救急講習のデモンストレーションを行い、約200名の婦人防火部員が周囲を囲んだ。その後、3箇所に分かれ、レクチャーを受け実地体験した。
講習の参加者は、「もし、その場になったら、慌ててうまく出来ないと思う。でも、 全然知らないのと、講習を受けて知識を蓄えるのでは違う。講習は良いことだと思う」(忍路町会防火部・丸留美子部長51才)
「毎年、消火リレーをしているから見に来ていた。今回婦人部の講習会があるということで来ました。毎年1回、心臓マッサージの練習をしているけどうまくいかない。 難しい。みんな一生懸命練習している。見てると簡単そうだど、実際してみると大 変」(奥沢中央町会婦人部・柳谷繁子部長69才、土谷悠子副部長59才)と、二人は毎年参加して、緊急時のために練習している。
最後に放水訓練が行なわれ、サイレントとともに消防団員たちが、空に向い一斉に放水した。ホースの連結手順やその確認、さらに実地放水と、消防署顔負けの手際の良い放水に、見ていた市民からも拍手が送られていた。