9月4日(日)小樽祝津の夜空に、600発の花火が華麗な大輪を咲かせた。おたる祝津花火大会は、祝津小学校開校130周年記念と小樽市鰊御殿復活記念を兼ねて、9月4日(日)19:00から行なわれた。
会場となった小樽祝津鰊御殿前浜からおたる水族館駐車場に至る一帯では、冷たい秋風に変わった初秋の花火大会を見ようと、多くの観客が集まった。17:30から、水族館駐車場イベントステージと周囲を囲んだ露店出店に、行き去る夏を惜しんで浴衣姿の人も多く見られた。
小樽祝津花火大会実行委員会の主催で行なわれた、同夜の花火大会には、約600発の花火が打ち上げられ、祝津の夜空を飾った。
台風被害で吹き飛ばされた屋根など、大規模に修復した観光名所の鰊御殿の赤い屋根や、日和山灯台も花火で明るく照らされた。次々と上がる初秋の花火に、多くの観客から拍手や歓声が起こっていた。
祝津地区で行なわれた初の花火大会の終了で、同地区を吹き抜ける海風は、この後一層の冷たさを増し、急激に秋色を深めていく。