小樽市文化祭の幕開けとなる、市内最大の公募美術展「第59回市展」が、市立小樽美術館(色内1-9-15)で28日(水)10:00から始まった。
美術館の2階と3階の会場には、公募した市民芸術家たちや各委員の油彩・水彩・工芸・日本画・彫刻・パステル・版画など181点の作品が、壁一面に並べられている。
並べられた力作傑作を鑑賞していた市内幸の大田和夫さん(70)は、「皆さんすばらしい。毎年見に来ているけれど、年々、作品のレベルが上がっていることがすごくうれしいです。色々な表現があり楽しく見られますよ。毎年、本当に楽しみにしています。だけど、私、市展よりも年上なんです」と、元気に会場を回っていた。
古屋五男市展運営委員長は、「市展は具象作品が多いので分かりやすい。もっと多くの市民に、芸術に触れてもらいたい。来年で、市展が60周年になるので、それに向けて盛り上げていきたい。市展も高齢者が増えてきているので、高校生や若手の後押しもしていきたいので『ユース展』という名称の展覧会も予定しています」と話す。
「第58回市展」の受賞者は14人で、市展賞に村元道男(油)、市長賞に村上勢子(油)、教育長賞に村上千代(水)さんらが選ばれた。表彰式並びに出展者懇親会は、10月8日(土)18:00よりニュー三幸で行われる。