小樽市博物館(色内2)で、7月16日(土)から9月25日(日)まで開催されている、特別展 「描かれた岸辺のアイヌ―旅の絵師がのこしたスケッチ―」で、9月10日(土)16:45、入館者数が10,000人を超えた。
10,000人目の入館者となったのは、札幌から来館した末武晋一さん(46)とゆりちゃん(12)の親子。2人には、10,000人突破を記念して、土屋周三館長から記念品が贈られた。
末武晋一さんは、「10,000人目の入館者と聞き、びっくりしました。毎年見に来てる鉄路写真展が明日までなので、札幌から来て、帰りに特別展を見つけたので入ってみたんです」と、記念品をもらって喜んでいた。記念品は「アツシ」という、木の皮で作られた小物入れと図録だった。
特別展を見た末武晋一さんは、「スケッチが本当に残っていてびっくりした。今後、スケッチを描いた絵師のことが判ってくるとおもしろい。最初は、アイヌの身内の人が描いたのかと思った。それぞれ表情が豊かに描写されているのでおもしろかった」
末武さんの娘ゆりちゃんは、「おじいちゃんの絵みたい」と楽しんでいた。
今年で57回目を迎える市博物館特別展では、4年連続で入館者10,000人が突破している。土屋周三博物館長は、今回の特別展を「このスケッチなどから、彼らの生活、踊り、酒の席の大笑いなど、表情がかなり濃く出ている。非常に素晴らしいもの。ぜひ、皆さんに見てもらいたい」と、今後の入館者の増加に期待していた。