新装開店!靴の地球屋10月初旬オープン!


tikyuya.jpg 小樽で創業55年の「靴の地球屋」が、10月1日(土)に、花銀通りに新装オープンの予定。今年の春に、建物の老朽化により取り壊し、店を新築。このほど、その姿を大幅に変えてお目見えした。
 10数坪の限られた土地に建つニュー地球屋は、オーナーの高橋希未子さん(77)の、「ゆったり、じっくり座り、お喋りしながら、自分に一番良い靴を選んでもらいたい」といった要望を兼ね備え、敷地からの狭さをまったく感じさせない、おしゃれなアートギャラリーに仕上がっている。ハイヒールをイメージした真っ赤なロゴが、建物の中央に付けられ、ひと目で婦人靴店をイメージ出来るデザインとなっている。
 靴の地球屋は、1950(昭和25)年に長屋を借り、希未子さんの夫・栄治さんが創業し55年が経つ。昭和の小樽繁栄期に、スキー靴屋として栄えた。当時、職人が7、8人働き、東京からも靴を買い求める客がいたという。
 現在は、花銀を挟んだ向かいで店舗を借り、仮営業している。10月1日(土)か5日(水)の大安にオープンする予定。靴の地球屋の新店舗は、お祭り好きの希未子さんのために、窓から花火が見えるように4階建てとなっている。一人でも、十分生活が出来るように、各階にトイレがあり、階段には上り下りを楽にするための工夫がされ、車椅子のまま使用出来るエレベーターも設置されている。
 「新装開店で、心新たに、いままでのお客さんと仲良く、新しいお客さんとの出会いを楽しみにしている。何年も札幌から来てくれたりするお客さんもいる。そのお客さんが、休みの日に来てくれたりするから、休めないの。だから、年中無休でやっているの。息子が前の建物の老朽化のことを聞きつけ、「靴を見て飽きないかい?」と、質問された時に 、「靴を見て飽きる時は死ぬ時」と答えたの。“それなら”と、息子が、知人である東京の建築家・石田信男さんに設計を頼み、今岡建設(株)(新光1)に建築してもらった」と、新装開店に気合十分。
 隣接店舗の閉鎖でさみしくなった花銀通りに、新装オープンする店で、希未子さんの素敵な笑顔が花を咲かす。“地球の上を歩く靴”といったことで、名付けられた「靴の地球屋」は、10月に新装リニューアルオープンする。営業時間10:00から19:00まで。年中無休。