日頃鍛えた筋骨隆々の鉄腕同士が、がっぷり組み合って勝負を決める、「2005年第19回北海道アームレスリング大会」が、小樽市で8月28日(日)10:00から開かれた。
会場となったウイングベイ小樽5番街1階ネイチャーチャンバーには、札幌や釧路、室蘭など全道各地から、腕自慢の男女選手122名が集まった。
受付・検量を済ませた選手たちは開会式に臨み、11:00から開始された予選トーナメントに挑んだ。階級は、男子ライトハンド-60kg級・-70kg級・-80kg級・-90kg級・+90kg級、男子レフトハンド-75kg級・+75kg級と、女子無差別級の8クラス。予選と敗者復活で勝ち上がった鉄腕選手が、15:30からの各クラスの決勝戦で対決した。
一瞬の間に勝負が決まるものや、両者がっぷりと組み、互いに譲らぬものなど、熱い戦いが次々と繰り広げられた。優勝者のガッツポーズやバック宙返りに、会場からは大きな拍手が送られていた。
北海道アームレスリング連盟主催の、北海道アームレスリング大会は、1980(昭和55)年に第1回大会が開催され、第2回大会は1988(昭和63)年で、第3回大会が1989(平成元)年9月に開かれた。以降、平成に入ってから毎年開催され、今年で19回目を数えている。
同大会で、小樽市の選手が、第1回男子グランドチャンピオンを獲得してから、小樽市ではアームレスリングが盛んになった。以降、各年度の大会でも、小樽の選手が上位に名を連ね、小樽がアームレスリングの牙城になった。
このため、同連盟の本部や事務局も小樽市に置かれ、世界で一番小さなスポーツといわれるアームレスリングが、小樽市で根付いた。
今年の大会は、予定していた100名を大幅に上回る122名もの選手が集まった。この内、小樽の選手は25名を数えた。
8月最後の日曜日となったショッピングモールに、各選手の戦いの掛け声が響き渡っていた。
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