小樽市仏教会主催の2005(平成17)年おぼん万灯会が、8月19日(金)16:30から、小樽運河公園(色内3)で行われた。
「おぼん万灯会」は、2000(平成12)年から開催され、今年で6回目を迎えた。小樽仏教会の理念「いのちのたいせつ」を基本テーマに企画されている。
会場となった小樽運河公園には、約6,000基の灯籠が飾られ、瞬く無数のロウソクの灯りが会場を照らした。
開始時間の16:30頃には、空が一転にわかにかき曇り、辺り一面にしのつく激しい雨が降り注いだ。この激しい雨で用意された6,000基の灯籠にも雨水が溜まり、ロウソクは雨水に隠れた。しかし、この激しい雨も、大法要開始時刻の19:00には、すうっと上がった。
雅楽奏楽の後、万灯会大法要が始まり、各宗派の読経が厳かに行われた。読経の流れる中、運河公園の噴水池には、故人を偲ぶ灯籠が浮かべられ、静かに水面を流れて行った。
会場周辺には、縁日・屋台も並び、二鼓演奏や和太鼓「鼓響」LIVEなども行われた。
第6回目を迎えたおぼん万灯会も、年々参加者も増え、激しい雨にも関わらず、雨上がりには多くの参加者の手を合わせる姿が、会場のあちこちで見られた。