小樽市内で急浮上した総合体育館や学校でのアスベスト使用問題で、「アスベストを学ぼう!」と緊急の市民学習会が、8月19日(金)19:00~21:00に、生涯学習センター「レピオ」(稲穂小学校横)で開かれた。
この学習会は、小樽市総合体育館アスベスト落下事故から、「今、静かな時限爆弾から子どもたちを守るために、なにができるのか!」との問題意識から、学校のアスベスト対策が大丈夫かの視点で、アスベストを学び、事実確認や意見交換をしながら、自分たちが今できることを一緒に考えるもの。
「子どもの環境を考える親の会」主催で開かれ、会場には小学生からお年寄りまで20名ほどが参加。アスベストの正体から、アスベストから身を守るための方法まで、判りやすい説明を受け、皆真剣な面持ちで話に聞き入っていた。
2005年6月29日(水)に、クボタにおいて79人の従業員が、アスベストが原因による肺がんでなくなっていたことのニュースや、その後の同様の被害など、死亡者が全国各地に広がったことを伝える、約30分間程のビデオを上映もあった。
「はじめはクボタのニュースを見ていても、こわいなぁと他人事だった。しかし、総合体育館のニュースなどで、小樽市内の小学校に、自分の子供を通わせているので、急に不安になり、この学習会に参加した」と、市内の主婦は話した。
この学習会は、8月21日(日)14:00からも同所で開かれる。