小樽市など後志地方は、8月2日(火)夜から、激しい雨に見舞われている。3日(水)も早朝から、断続的に強い雨が降り続き、市内では家屋の浸水・崖崩れや道路冠水などの被害も出始めている。
札幌管区気象台では、8月3日(水)07:29に大雨に関する気象情報を出し、後志地方に「大雨・洪水警報」を発表した。「活発な前線が北海道に近づき、再び強い雨が降り始めている。石狩・空知・後志地方では、これから3日夜にかけて、局地的に雷を伴って激しい雨が降り、大雨の見込み」で、3日夜遅くにかけ局地的に、非常に激しい雨が降り、総雨量は140mm(1時間最大雨量50mm)の大雨の見込みとしている。このため、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重警戒を呼びかけている
小樽市が08:50にまとめた、8月2日夜からの大雨による被害状況では、建設部維持課関係で、側溝のあふれ15件、道路冠水3件、法面崩壊(朝里2-4-11)1件(幅20m・高さ10m)で、2世帯5名が朝里小校長室に避難している。
11:00に発表した第2報(累計)では、側溝のあふれ18件、道路冠水4件に増加している。消防本部関係では、床下浸水5件、床上浸水1件、その他4件の浸水が報告されている。
16:00に発表した第4報(累計)では、側溝あふれ22件、道路冠水4件、避難先を朝里小から朝里会館に移動。総務部防災課受付では、床上浸水1件で保健所に消毒依頼があった。
「この大雨は、3日昼頃には小康状態ではあるが、その後また強まる見込みで、3日夜遅くまでの雨量は、多い所で100mm、局地的に1時間50mmの非常に強い雨が伴う」と、3日10:30に札幌管区気象台は、気象情報第6号を出し、厳重警戒を呼びかけている。