北海道3大夜景として知られる、おたる天狗山の夜景の日が、8月27日(土)に行われた。このイベントは、28日(日)の第24回おたる天狗山まつりに合わせて行われているもので、会場となった天狗山では、夏の夜景を見物しようと、多くの市民や観光客が訪れた。
ロープウェイの往復料金が半額(28日,29日のみ)とあって、夕刻にはロープウェイ待ちの乗客たちが列をなしていた。市街を一望に眺める532mの山頂会場では、18:00からオープニングセレモニーが行われた。関係者の手でテープカットとともに風船が空高く舞い、夜景の日が開幕した。
小樽港のガントリークレーンや、停泊中の巨大サルベージ船もライトアップされ、小樽工業高校のグランドではアンパンマンの顔がローソク文字で点灯され、いつもの夜景よりもいちだんと輝きが増していた。
周囲の遊歩道や天狗山神社境内には行燈やオブジェも点灯され、幻想的なキャンドルアートの世界が演出された。合わせて、青少年科学技術館による、星座観測会も行われた。小樽市街の夜景と、キャンドルアートの世界と星空のファンタジーが、天狗山山頂に広がっていた。
第24回おたる天狗山まつりは28日(日)10:00からはじまり、天狗山太鼓やカラオケ大会などが行われる。
夏の終りを告げる、おたる天狗山まつりが終ると、天狗山は市街より一足はやく、急速に秋色を増し、紅葉の季節へと移行する。