大型浚渫油回収船「白山」(4,184トン)が、7月16日(土)に小樽開発部の主催で一般公開され、第3ふ頭には見学者が訪れ、関係者に質問を連発していた。
13日(水)に入港した「白山」は、日本海側での初の大型油回収船として、2002(平成14)年5月に新潟港に配属された。総トン数4,184t、全長93.9m、幅17.0m、深さ7.5m、航行速力125kt。ドラグサクション式の浚渫作業と舷側設置式・投げ込み式の油回収作業が行える。
「白山」は、日本海側を24時間以内、北海道周辺海域でも2日以内に回収作業が行える。しかし、係員の話では「建設後はまだ一度も実際の回収作業を行ったことがない。大型の海難事故による油流出事故などはないに越したことはないので、万一に備えている」という。
16日(土)は一般公開日とあり、特徴のあるこの回収船に、次々と見学者が訪れ、船の構造や回収作業についての質問が行われていた。「白山」は17日(日)13:00に出航する。