毎月1回小樽文学館で開かれている「製本教室」で製作された、可愛い手作りの豆本『渚のコーヒー』が、一般向けに初めて販売された。
「製本教室」は、小樽文学館・小樽文學舎のボランティア養成講座。2003年5月から長年、図書館の本の修復ボランティアをしてきた北間正義氏の指導で、月1回開催されてきた。
ハードカバー、丸背や箱や帯なども付けた本格的な手作り教室。最近のパソコン事情の進展から、パソコンを利用しての製本教室。「文章や表紙もパソコンで取込み、パソコンが無かったら出来なかった」(玉川薫・小樽文学館副館長)という。
これまで絶版になった本などの製作に取組み、伊藤整詩集「雪明りの路」から始め、2カ月で1冊のペースで本作りを行っている。
今回は、現在小樽で創作している大石章さんのエッセイ『渚のコーヒー』が、可愛らしい豆本仕立てで完成した。この豆本(縦10cm×横7.5cm)『渚のコーヒー』(箱付き・限定10部・1冊1,000円)を、小樽文學舎から初めて販売される。
問合せ TEL&FAX 0134-32-2388 小樽文學舎事務局(文学館内)