鳥インフルエンザの人人感染に警告!小樽発・鳥フル情報に注目!


 茨城県水海道市で6月26日に判明した鳥インフルエンザの感染や中国、ベトナム、フィリピンなどでの感染事例が次々に明らかになる中で、この鳥インフルエンザに対する的確な情報の把握が迫られている。
 これは、鳥インフルエンザH5N1ウィルスが変異して新型インフルエンザを引き起こし、人人感染として世界的流行となることへ、予断が許さない状況になっているからだ。
 日本では、適切な鳥インフルエンザ情報が乏しい中で、小樽発のサイト「鳥型インフルエンザ情報最前線」(外岡立人・小樽市保健所長作成)に関係者からのアクセスが急増している。
 7月7日からは、YAHOO!の鳥インフルエンザの項目のトップにも掲載され始め、注目度を高めている。
 小樽発のサイト「鳥型インフルエンザ情報最前線」(外岡立人・小樽市保健所長作成)には、鳥フルに関する世界・国内の情報が的確に選択され集約されており、現在のサイトで見られる最良の情報源となっている。
 「国内での鳥インフルエンザに関する懸念は、養鶏場および家禽産業が被る被害に対するものが主で、報道関係も人への感染性を懸念する視点から記事を書かない傾向があり、それが欧米の報道機関と本質的に違ってきている。
 H5N1ウイルスが新型インフルエンザを引き起こす可能性を海外のメディアは懸念して報道を続けているのに対し、日本ではメディアでのそのような内容の報道がほとんどないから、新型インフルエンザとしての観点から鳥インフルエンザを警戒する素地は出来ていない。
 状況は2年前のSARSの時と同じであり、海外の感染症に対してマスメディアの関心が薄いから、国内でも一般的にそれほど関心が持たれない結果になっている。
 H5N1ウイルスが世界的に流行したとき(人に対する新型インフルエンザとして)、必要となる抗インフルエンザ薬のタミフル、病院における体制など、海外ではマスメディアも行政も一緒になって考えている。
 鳥インフルエンザが新型インフルエンザとして世界に蔓延する可能性は非常に高く、それは公衆衛生上経験したことが無いくらいの大きな危機となると言われている」と、外岡所長は警告している。

 鳥型インフルエンザ情報最前線


 YAHOO!鳥インフルエンザ