大学構内を流れるそうめん。次々と竹の香りと共に運ばれてくる流しそうめんに、商大“緑丘祭”の参加者たちは、快晴の下の粋なイベントに舌鼓を打っていた。
6月30日から4日間の日程で開かれている小樽商科大学の大学祭“緑丘祭”は、7月2日・3日の土日は一般公開日。大学校舎3号館の前には、多くの露店が並ぶ。商大生手作りの焼きそばやカレー、焼き鳥などが、構内に食欲をそそる香りを送る。構内正面の坂道では、50mに及ぶ流しそうめんの舞台が整った。
土日の12:00から行われた、涼を運ぶこのイベントに、手に手に箸とツユを入れたコップを持った人が、竹筒の両側に陣取る。次々と竹筒を流れてくるそうめんは、箸ですくわれる。中には白玉やようかんなども流れてきて、うまくキャッチした人は「取れた!」と声を上げる。50mの流しそうめんも、大勢の参加者であっという間に昼食代わりの腹に収まった。
“緑丘祭”も3日(日)で終わり、大学も静かなキャンパス風景に戻る。