和服、織物関連の職人集団“小樽染紋塾”の10周年記念イベント『職人の技、体験学習会』が、7月17日(日)・18日(月・祝)の2日間、堺町通りで開催され、“きもの美人”が集合し、盛り上がりを見せた。
会場となった堺町通りの利尻屋みのや不老館1階ギャラリーは、古民具などが展示され、きもの姿を引き立てる雰囲気が溢れている。
17日・18日の両日の『職人の技、体験学習会』は、きもの着用の人は体験学習が無料で出来ることもあって、参加者の大半はきもの姿で、時ならぬきもの大好き人間が集った。
参加者たちは、その道のベテラン職人から着物に関する貴重な話に耳を傾けたり、しみ抜き、家紋製作、ハンカチ染、日本刺繍、染織などの体験に取組んだ。
「2日間とも、着物姿の人が目立ち、色々な体験学習に参加してくれた。扇子に家紋を入れる体験でも、扇子が50本以上も出る好評ぶりだった。イベントとして、無料での大盤振る舞いだが成功だった」(千葉忠紋店)
「着物を着た人が参加者の半数以上を占めていたし、職人さんたちから貴重で有益な話を伺えたり、体験学習が出来てとても良かったと喜んでくれた。1枚1,000円の着物販売もしたが、好評だった」(染織アトリエkazu)と、予想したより多かった着物姿の参加イベントの成功を喜んでいた。
この1枚1,000円の着物を購入し、着付けをしてもらい、団扇を手に堺町通りへ繰り出す参加者もあった。