小樽港勝納ふ頭に、7月20日(水)7:30、韓国船籍のハンジン・タンパ(HANJIN・TAMPA)号が着岸した。同船の入港は、小樽港が外国貿易港に指定された1899(明治32)年の開港以来、106年で外国船籍数40,000隻達成となった。
小樽港は明治初期から築造を始め、1872(明治5)年小樽港最初の石造ふ頭が色内に竣工。1880(明治13)年には、小樽港と札幌を結ぶ道内初の鉄道が開通。以来、本州と結ぶ北海道の玄関口としての機能を果たしてきた。
1899(明治32)年には、外国貿易港として指定され、正式に開港した。以来、106年間の歴史を持ち、8月4日には開港107年目を迎える。
小樽港入港外国船籍40000隻目となったのは、アメリカから小麦を運んできた韓国船籍のハンジン・タンパ(HANJIN・TAMPA)、16,252トン、乗組員18名(韓国人9名、インドネシア人9名)。市は40,000隻達成で、同船に記念品や花束を贈呈した。
小樽港への外国船にはロシアが一番多く、以下、カンボジア、パナマ、北朝鮮の順となっている。取扱い貨物は、農水産品や化学工業品、鉱産品などで、最近では、国内貿易が減少する中、外国貿易の増加が目立っている。
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