夏山シーズンの到来を告げる、小樽天狗山の山開き登山が、5日(日)10:00から行われた。
小樽の夏山登山の幕開けを告げる、天狗山の「山開き登山会」には、市民ら約120人が参加。山麓から山頂までの地蔵コースを辿り、緑が濃くなった山道を汗を流して登り、山頂からの絶景を楽しんだ。
小樽天狗山観光振興会(日野宏治会長)が主催する「山開き登山会」は、今年で5回目を数える。恒例行事として定着している。
天狗山(532m)は、小樽の街を背後からやさしく包み、市民に親しまれている。山頂からの眺望は、積丹半島から石狩湾越しの増毛・暑寒別連峰の連なり、銭函海岸から奥沢水源地、余市岳を見渡せる360°の眺望を誇る。夏季には、夜景も輝きを増し、ナイトスポットとしても絶好の場所となる。
山開き登山会に参加した赤岩から来た主婦は、「これまでの山開きに全部参加している。山麓からの登りで汗をかいて、山頂で景色を眺めながらの食事が楽しい。今日は本当に登山日和の快晴となったので、ゆっくりと楽しみたい」と、コースを登っていった。
天狗山からは、周辺の山々へのハイキングコースが開けており、足を伸ばす参加者も多く、いよいよ夏本番の登山シーズンが始まった。