2年連続の赤字予算となる、2005(平成17)年度小樽市一般会計予算など、46議案を審議していた小樽市議会(中畑恒雄議長)は、3月23日(水)13:00から本会議を開き、市提案の45議案などを原案通り可決成立した。
小樽市の一般会計予算は、これまでのハコモノ行政のツケによる借金返済のピークを迎え、2004(平成16)年度には、約19億円の赤字を計上。2005(平成17)年度も約3.9億円の赤字を引き続いて計上し、2年連続の赤字予算という、異例の事態に追い込まれている。
このため、市は4月から実施する家庭ごみの有料化や各種手数料の引き上げ、ふれあいパスの一部有料化などで、市民転化策を図っていたが、これもすでに限界に達してる。
成立した予算は、超緊縮型で、13年前の予算規模に逆戻りした。
23日(水)開会の市議会本会議では、市提案の平成17年度小樽市一般会計予算や港湾整備事業特別会計など特別会計予算、病院事業・水道事業などの事業予算、45議案を可決した。共産党から提出された予算に対する修正案は否決された。
この他、「介護保険制度改正に関する意見書」など意見書6件を可決、6件を否決、「市営住宅の家賃・駐車料金の値上げ中止方について」の請願1件を不採択、「量徳小の存続方について」などの陳情4件を継続、「在宅寝たきり高齢者等理容サービスの拡大について」の1件を採択、決議案1件を否決して、予算議会の幕を閉じた。
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