「よみがえる伊藤整」生誕100年記念講演会・シンポジュウム!


 小樽出身の作家・伊藤整の生誕100年を記念した講演会・シンポジュウムが、出身校の小樽商科大学と市立小樽文学館の協力で、6月18・19日に開催される。
 伊藤整は、小樽市塩谷の出身で、小樽高等商業学校(現・小樽商大)に進み、卒業後、小樽市立中学校の英語教師をしながら 『雪明りの路』を出版、新進の詩人として注目された。後に小樽を舞台にした小説を次々発表した。『幽鬼の街』『若い詩人の肖像』『青春』『鳴海仙吉』などの小樽を舞台にした小説で、文壇的評価を確かなものとした。
 昭和25年、イギリスの小説家D・H・ロレンスの『チャタレイ夫人の恋人』を翻訳出版したが、猥褻文書販売罪のかどで東京地検に起訴された。チャタレイ裁判として有名な事件の当事者として、この裁判を長年にわたり闘った。
 今回の「よみがえる伊藤整」生誕100年記念講演会・シンポジュウムは、伊藤整の『幽鬼の街』を最近翻訳を完成させた、オハイオ州立大学のウイリアム・タイラー助教授が記念講演を、シンポジュウムは、伊藤整の戦後とチャタレイ裁判を取り上げて行われる。
 記念講演会は、6月18日(土)午後1時より、シンポジュウムは、6月19日(日)午後1時より、いずれも小樽商科大学210番教室で。この講演とシンポのための予備講座が、5月28日(土)午後2時より市立小樽文学館で開かれる。

 小樽商科大学HP 


 市立小樽文学館HP 


 亀井秀雄の発言HP

ito3.jpg