今週末の11日(金)から20日(日)まで10日間開かれる「第7回小樽雪あかりの路」の準備が急ピッチで進められている。メイン会場のひとつ、手宮線会場の目玉となり、記念撮影で人気を集める、スノートンネルが早くもその姿を見せ始めた。
雪あかりの路の手宮線会場は、1880(明治13)年に小樽手宮と札幌を結び、日本で3番目・北海道初の鉄道として開通した旧手宮線の廃線跡地を利用する。125年前の線路がそのまま残されており、かっての小樽繁栄の礎となった鉄道で、幌内の石炭を運んだ。
この旧手宮線の駅前中央通りから寿司屋通りまでの約500mの区間が、スノーキャンドルやオブジェで飾られ、雪あかりの路を演出する。この路のメインとなるのがスノートンネル。20mのトンネルの中には手作りのスノーキャンドルやアイスキャンドルが鉄路に並んで置かれ、幻想的な雰囲気を漂わす。
今年は大雪のため雪が沢山あり、雪不足の心配はない。しかし、作業員たちは「あんまり雪がありすぎてまずは雪投げから始めた。雪が多いのは、イベントには良いが、作業は余計な時間が取られる」と雪の多さと格闘していた。