先週から降り続いた豪雪で、小樽市の除雪対策本部(本部長・鈴木忠昭助役)は、26日「異常降雪による今後の対応について」を明らかにした。
1月26日(水)現在の降雪量累計は276cm、積雪深117cmで、過去5年平均では降雪量160.6cm、積雪深65.8cmで、今回は降雪量・積雪深でも上回っている。 動画1 動画2
このため、除排雪に対する市のしっかりした対応を求める市民が多い。25日(火)には、市民からの苦情・情報提供などは180件に及んでいるという。これは1月5日の降雪時でも50件で、通常でも多くても50件位ということからしても、3.6倍も多い。市民の除排雪に対する苛立ちが窺える。
市の除雪対策本部では、今回の降雪に対応するために、早期の対策で臨むことにしており、1996(平成8)年の豪雪以来の体制を取っているという。
通常は、この時期では生活幹線道路を開けることはなかったが、例年より半月早く、4つのステーションで生活幹線道路を開けていく対応を取るという。
26日(水)は、朝から冬晴れとなったが、市民は次々とトラックに乗せた大量の雪を、雪捨て場に持ち込み、大汗をかきながら雪と格闘していた。
中央ふ頭の市民雪捨て場に来ていた人は、「富岡から来るが、1回来て捨てて帰るまで、1回1時間かかってしまう。人に頼むと1回の雪捨てに3,000円と日当がかかる。あまりの雪の多さで、自分だけでは無理で、人を頼んで10回位往復しないと雪がなくならない」と、頭が痛そうだった。