小学4校を廃校へ!小学校の統廃合が具体化!
市内の少子化の進展で、小学校の小規模校化が顕著となるのに対応する、小樽市教育委員会の「小学校適正配置実施計画」が具体化した。
北手宮小・手宮小・堺小・量徳小の4校を廃止の対象校とし、受入れの統合校に、手宮西小・高島小・稲穂小・花園小・潮見台小の5校を充てることにしている。実施は2006年4月1日の予定。
市内の小学校の児童数は、1985年度(昭和33年度)の29,363人をピークに減少の一途をたどり、2004年度(平成16年度)では6,454人と、ピーク時の22%にまで落ち込んでいる。学級数でも、1985年度(昭和33年度)には573学級あったものが、2004年度(平成16年度)では241学級となり、332学級が減少。1学級当たりの児童数もピーク時の51.2人に対し、2004年度では26.8人と、約半数に減った。
また、12学級以上18学級以下を標準とする学級数でも、2004年度では28校中20校が11学級以下で、新1年生の学級数でも、28校中20校が1学級となり、小学校の小規模校化が進んでいる。
11月15日に開かれた「学校適正配置等調査特別委員会」で、小樽市教育委員会が明らかにした、「小樽市小学校適正配置実施計画」は、この小規模校化に対応し、小学校の統廃合を具体化したもの。
<手宮地区>では、北手宮小学校の通学区域を、高島小学校及び手宮西小学校の通学区域に編入し、手宮小学校の通学区域を、手宮西小学校の通学区域に編入する。
<中央及び南小樽区域>では、堺小学校の通学区域を、稲穂小学校及び花園小学校の通学区域に編入。量徳小学校の通学区域を、花園小学校及び潮見台小学校の通学区域に編入する。
これにより、北手宮小・手宮小・堺小・量徳小が、廃校の対象校とされた。
量徳小は、「小樽最古の学校」として、「小樽教育発祥の地」とされ、開校130周年を迎えた伝統校で、堺小・手宮小・北手宮小も、それぞれ地域に根付いた歴史ある伝統校として知られている。
教委では、この統廃合に関わる「小学校適正配置実施計画」のPTA関係者や町内会、校友会関係者への説明会を、11月19日から12月4日までの日程で実施する。
◎通学地域変更図 |
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北手宮小 |
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手宮小 |
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量徳小 |
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堺小 |