9月25日(土)午前、小樽市内に甲高い汽笛の音が響き渡った。秋の後志路を駆け抜けるSLからの調べだ。
札幌―小樽―ニセコへと運行する、JRのSLニセコ号のスタート。9月25日から11月7日まで延べ13日間、土日・祝日を中心に、秋の紅葉で彩られた沿線を、黒煙を吹き上げながら進む。
25日9:20に札幌から、満員の客を乗せて、SLニセコ号がJR小樽駅に到着した。小樽駅で機関車とSLを交換し、先頭に着いたC11-207は、白煙と黒煙とをモクモクと吹き上げ、構内は煙で埋まった。9:58に小樽駅に高い汽笛を響かせ、黒煙とともにニセコ路へ向かった。
小樽駅では、9:30からSLニセコ号出発式が行われ、4番線の裕次郎ホームでは、多くのSLマニアや乗客たちで溢れた。
SLニセコ号の車内は、昭和初期のデザインで、ニス塗りの重厚さや木枠の椅子を再現。各車両には、ランプが取り付けられ、明るい光が包み込んだ。カフェカーでは、昭和初期の女給さん姿の売子が、SLグッズ販売に精を出していた。
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