家庭ごみ有料化「実施計画」スタート!

 家庭ごみ減量化・有料化への取組みを進めている小樽市環境部は、27日(金)に「実施計画」を取りまとめ公表した。

 これは今年5月にまとめた「家庭ごみ減量化と有料化についての基本的な考え方」に基づき、6月から8月にかけて、38会場・約1,280人の参加での懇談会開催の意見要望を参考にして、「家庭ごみ減量化・有料化実施計画」として策定したもの。

 家庭ごみの有料化では、燃やすごみと燃やさないごみを有料とし、資源物、ボランティア清掃ごみを無料とする。

 有料指定ごみ袋の手数料は1リットル当り2円とし、燃やすごみ袋、燃やさないごみ袋はそれぞれ5種類(5、10、20、30、40リットル)とする。

 2005年4月1日実施の1ヶ月前からごみ袋を事前に販売。各家庭に20リットル袋各1枚を全世帯に配付。燃やすごみは従来通りの収集だが、燃やさないごみは週1回を2週に1回の収集に変更する。不法投棄対策を強化し、夜間パトロールなどを実施する。この実施計画に伴う説明会を、11月から200会場で実施するなどの内容となっている。

 市の安達栄次郎環境部長は、「市が行った懇談会で、一部反対意見もあったが、ごみの減量化・有料化については、市民が他都市での実施状況を知って理解してくれて、大多数の方の賛成を得られたので、ここでの意見を参考にしながら実施計画をまとめた。このための市条例の一部改正案と補正予算案を、9月の第3回定例会に提案する」と話した。

 小樽市の家庭ごみの有料化の背景には、市財政の破綻による影がさしており、各家庭での負担増や収集回数減(燃やさないごみ)などの不便さを強いられる市民の今後の反応が注目される。

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