借金まみれで返済に追われる小樽市役所(山田勝麿市長)の2004年度は、19億円の赤字予算を執行中で、庁内では、ケチケチ作戦を展開中だ。これまで職員から、ケチケチ策を広く募っていたが、提案された318件の中から、このほど80項目に集約し、ケチケチ作戦をさらに推し進めることにしている。
市役所財政部が集約したケチケチ作戦80項目は、直ちに実施が可能と考えられるもの19項目と課題、コストなど問題点を検証・解決のうえ、実施を図るもの60項目に分けられている。すでに実施されているものも多いが、市民から見たら、そんなこともまだやってなかったの?と首を傾げさせられるものも多い。
市役所では、7月1日からノーネクタイでの勤務が始まっているが、これもケチケチ作戦のひとつで、9月10日まで行われる。集約されたケチケチ作戦80項目を見ると、市職員の目線がどの辺にあるかを、如実に物語っていて興味深い。