わずか704mに約94億円の巨費を投じた、臨港道路小樽港縦貫線(平磯工区)が、新ルートとして7月30日(金)13:30から開通する。
新設された道路は、国道5号線の東小樽交差点から小樽港湾事務所前までの約700mの区間。これまでこの臨港道路平磯線は、狭いカーブが続き、歩道もなく、変則交差する東小樽交差点で渋滞が頻発していた。新しいルートは、これまでの歩道のない2車線・幅員7.5mから歩道有りの2車線・幅員12m、平磯岬を曲がる半径も25mから110mになり、国道5号線との交差角も約20°から75°へと大幅に改良された。
この改良された新道路のオープンで、渋滞緩和、港湾物流の円滑化、歩行者の安全確保が図られるとしている。
同道路の整備には、小樽開発建設部が1996年に事業着手、98年に現地工事着工し、2004年7月30日に供用開始されるまで、8年間の年月と約94億円の巨費を要した。704mの整備に、1m当り1,335万円かかった高価な道路となった。
新道路への切替えに伴い、7月30日(金)13:20~13:30の10分間同区間は通行止めとなる。
なお、7月30日(金)10:00から新道路の開通式が、東小樽交差点側の平磯橋で、地域住民を招いて行われる。