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着岸中の船のハッチから、刃物を手に暴れる男、船からふ頭に飛び降り、ピストルを手に逃げる男ー2人のテロリストを抑えにかかる海上保安官と警察官。
6月14日(月)10:00から、小樽港色内ふ頭で、テロ対応の実働訓練が行われた。この訓練には、小樽海上保安部、小樽警察署、市港湾部、函館税関小樽税関支署などの関係7団体から約70名が参加した。
巡視船「ほろべつ」を想定船に、危機管理チームからの「テロの組織の人間が、想定船に乗り組んでいる」との情報に基づく、テロ対応訓練。船艇・車両・人員の出動配備、入国審査、所持品検査、岸壁・海上の警戒区域設定、付近住民・釣り人・一般船舶に対する避難誘導や想定船内外の検索が実施された。
この後、船尾甲板上での不審者1名の逮捕、岸壁上に逃走を企てた不審者1名の逮捕連行などが、防弾チョッキに身を固めた保安官・警官によってテキパキと行われた。
想定船の周辺には、北海道警察の警備艇「いしかり」や、海上保安部の巡視艇「やぐるま」なども警戒に出動した。小樽港では、テロ対策の改正SOLAS条約の7月1日発効に合わせ、ゲートやフェンス作りが急ピッチで進んでいる。今回の実働訓練もこれに対応したもの。テロが起きた時の実働訓練により、港湾の危機管理体制の強化を狙っている。