市長の日経誌発言を追及!市議会で会派代表質問!


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 8日から10日まで3日間を休会していた小樽市議会(中畑恒雄議長)は、11日(金)13:00から本会議を開き、会派代表質問を行った。共産党の菊地葉子議員と自民党の成田晃司議員の二人が立った。

 会派代表質問のトップの口火を切った共産党の菊地議員は、山田市長の日経週刊誌発言を取り上げ、「議会に対する背信行為」として追及した。同議員は「市長は、議会で再三にわたって、守秘義務があるので、税金未納額は答えられないと言っていた。法人が特定でき、公務員の長である市長が発表したことは、議会に対する背信行為で、市長としては侵してはいけないことではないか」と質問。

 これに対し、山田市長は、「3月22日取材に応じた。19億円の赤字予算を計上した、本市の特殊事情を正確に理解してもらいたいと取材に応じ、読んだ方には一定の理解を頂いたと思っている。守秘義務の件では、法的な責任はないが、これまで住民や住民の不利益になることは避けるということの中でお答えしてきた。19億円の赤字予算で、状況が変ったので述べた」と答弁。

 これに対し、菊地議員は、「市長の19億円赤字財政を組まなければならなかったことを、広報などで市民に言ってきている。財政状況を論議しなければならない議会で、守秘義務を貫いてきた。敢えて背信行為であっても話そうと、姿勢を転換したと理解してよいか」と再質問。

 市長は「小樽は観光ということで、全国的に有名で、19億円赤字予算に、いろんな人が関心を持っている中での取材で、事細かな状況を話した」と答弁し、共産党の追及が今ひとつ弱かったこともあって、本会議場での追及をかわした。

 会派代表質問の趣旨