水平線の連続で構成された特徴ある画風で、海外での知名度の高い、小樽出身の抽象画家 「沢田哲郎展・SKY SCAPE」が6月4日 から,市立小樽美術館で開かれる。
「回顧展をやるのは小樽以外にありえない」と、生前に語っていた画家・沢田哲郎は、小樽に生れ、中学までの多感な年頃を、海と山に囲まれた小樽で過ごした。札幌の高校を出て、武蔵野美術大学に学び、北米・南米・ヨーロッパの各地を取材旅行する。海外での個展を次々に開催し、国際的に高い評価を得る。
SKY SCAPEとして知られる、水平線の連続で構成された特徴ある画風を「こころの中の風景と重ねてみると、小樽なのかなと感じるものがある。実力があるのに日本での知名度は低い。小樽出身でこれだけの抽象画家は珍しい。」(星田七重学芸員)
華やかな色彩で彩られた抽象画家 ・沢田哲郎の軌跡を、油彩40点、版画10点の約50点が一覧出来る。
「沢田哲郎展・SKY SCAPE」 2004・6・4(fri)~7・19(mon)
市立小樽美術館 9:30~17:00 7月19日以外の月曜日は休館。一般400円、小中学生50円。