小樽港内の中央ふ頭前面で座礁し、立ち往生中のマルタ船籍の貨物船リンドス号(31,643トン)の離礁作業の調査が6月1日から開始されることになった。
これは、船主側と海難救助を扱う日本サルヴェージとの間で船体救助の契約が結ばれたためで、明日から離礁作業の調査を開始することになった。
離礁作業を請け負った日本サルヴェージのサルヴェージ業務部では、「明日から1~2日で、船体救助計画立案のための調査を行う。明日は、潜水調査や水深を測り、船体がどこに当たっているか調査する。どのようにするか、何日かかるかは、この一両日の調査如何による」としている。
3万トンを超える大型貨物船の乗揚事故だけに、完全な離礁までは、まだ日数がかかりそうだ。小樽海上保安部では、船舶の往来に大きな支障がないが、巡視船での巡回監視業務を続けることにしている。