小樽市博物館土屋周三館長が、ニュージ-ランドメリット勲章名誉勲士に任命され、3月31日の授賞式に出席し、エリザベス英女王のサイン入り勲記と勲章を手にこのほど帰樽した。
土屋周三館長(55)は、小樽市と姉妹都市のダニーデン市との長年にわたる博物館交流活動などが評価され、2003年12月31日に、ニュージ-ランド政府から叙勲が発表されていた。3月31日に首都ウエリントンで開かれた授賞式には、外国人で一人だけ選ばれた土屋氏は、羽織袴の正装で臨み、シルビア・カートライト総督から、エリザベス英女王のサイン入り勲記と勲章を授けられた。その後、受賞パーティに出席、各界の人と懇談し、4月3日に小樽に戻り、勲記と勲章を披露した。
土屋館長は「正直言ってすごいことで、私が本当にもらっていいのかという気持ちがある。皆さんが祝福してくれるので、賞の重さを実感している。市長も喜んでくれている。これから、自分の出来ることでベストを尽くしていきたい。ダニーデンで来年度に開かれる、日本美術展のお手伝いもしたい」と、受賞の喜びを語った。
左の写真は、向かって右側のシルビア・カートライト総督から勲章を授与される土屋館長(小樽市広報広聴提供)。
右の写真は、授与された勲章。