”夜間議会”で赤字予算案を可決!


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 小樽市の2004年度一般会計予算案や各特別会計予算案などを審議していた、小樽市議会(中畑恒雄議長)の第1回定例会は、会期を1日延長し、19日(金)17:15から本会議を開き、「夜間議会」で赤字予算案などを可決した。
 本定例会は、2月27日から3月18日までの21日間の日程で開かれていたが、最終日になっても、市の理事者側の答弁を巡り、共産党市議が執拗に食い下がり、調整がつかなかったため、会期を1日延長し本会議は19日(金)にずれ込んだ。しかし、19日の本会議開会時間の13:00なっても、本会議は開かれず、共産党と市側との調整が続けられた。結局、理事者側が陳謝することで、本会議は17:15になってようやく開かれた。
 夕方になってようやく開かれた本会議では、予算特別委員会、総務・経済・厚生・建設の各常任委員会の委員長報告を受け、各議案の討論採決を行った。この結果、19億円の赤字を計上した2004年(平成16年)度小樽市一般会計予算案をはじめ、各特別会計予算案や、2003年(平成15年)度小樽市一般会計補正予算と、各特別会計補正予算等の予算議案、小樽市職員定数条例や職員給与条例の一部改正案等の条例改正議案など53議案を、共産党を除く賛成多数で可決採択した。この後、人種差別撤廃条例制定方についての陳情を継続審査とし、提出されていた14件の意見書の採否(7件可決、7件否決)などを行い、第1回定例会の幕を閉じた。
 最終日となった19日の本会議は、結局、17:15から22:47までの「夜間残業議会」となった。