小樽市役所は、6月13日(金)に、2,112人の職員に総額18億1,300万円のボーナス(期末手当)を支給。同じく改選された市議会議員にも1人当り119万円のボーナス、総額3,846万4,200円を32議員に支給した
6月13日(金)に支給されたボーナスは、特別職三役を含む2,112人に、総額18億1,300万円(控除前)。一般職2,109人の平均支給額は856,569円だった。
6月の夏期手当ては、月額給料等を基礎にした基準額の2.25ヵ月分を支給し、12月の年末手当は2.4ヵ月分を支給する。今年度から3月の年度末手当てはなくなった。前年度に比べ、支給率は、0.05月分、国家公務員に合わせ削減された。
特別職の市長は2,654,100円、助役2,138,400円、収入役1,844,100円。三役の月給は、市長983,000円、助役792,000円、収入役683,000円だが、4月から、市長で10%、助役8%、収入役6%が引き下げられている。
一方、市議会議員は32議員に総額3,846万4,000円。議長1,441,800円、副議長1,301,400円、議員1,190,700円となっている。月額は、議長534,000円、副議長482,000円、議員441,000円。
市議会議員は、4月27日の統一地方選で改選され、任期は5月1日よりで6月15日に在籍してれば、条例により期末手当が支給されることになっている。
このため、5月1日から6月15日までの在籍46日のうち、本会議は5月26日13:00~18:04、27日13:00~15:15の7時間19分の実働時間。議員になってわずか1カ月半で、119万のボーナスを受取ったことになる。
市財政の苦況が続く中、市条例で決まっているとはいえ、市民感情からは、到底理解しがたい仕組みで、今後、市民からの反発を招きかねないボーナス支給となっている。新議員の中からも疑問の声が上がり始めており、今後市民の厳しい監視の目が必要とされよう。
ボーナスが6月13日に支給されたのは、基準日の15日が日曜日で、繰り上げ支給となっている。
小樽市議会議員の報酬・費用弁償及び期末手当に関する条例はこちらから。