鳴り渡る消防車のサイレン。5階から手を振り助けを求める人。スルスルと伸びるハシゴ。地下から沸き上がる煙。幾筋もの高い放水。ハシゴ車、排煙車、放水車の消防車群。サイレンを響かせ駆けつける救急車。キビキビとした隊員の動き。
21日(月)13:30より行った、小樽ヒルトンホテル(18階建)での消防訓練。ホテル入口は、時ならぬ緊急事態に通りがかりの車から「何事か?」と訝る眼も。
これは、小樽市消防本部とヒルトン小樽自衛消防隊、ウィングベイ小樽とが、合同で行った『春の火災予防週間』(4月20日〜30日)の総合消防訓練の一コマ。
訓練は、「ウィングベイ小樽・ヒルトン小樽棟5階厨房から火災発生。自衛消防隊による避難誘導・初期消火活動が行われたが、火勢は上階へ拡大延焼の様相を呈し、逃げ遅れた従業員が、5階・7階屋上から救助を求めている。さらに、地下駐車場で車両火災が発生し、運転手が濃煙・熱気を吸い負傷し、救助を求めている。」との想定で行われた。
逃げ遅れ5階から手を振る人に、スルスルとハシゴ車から隊員が救助に向かい、無事救出。地下からの排煙に隊員が急行、負傷者を救出、救急車で直ちに搬送。入口棟へ向けて、勢い良く幾筋もの放水がされ、無事消火し、一連の消防訓練を終了した。
ヒルトン小樽の関係者は「このような大規模な消防訓練はオープン以来のもので、通常の訓練は1カ月に1回ほど行っている。万一にも火災などあってはならないが、日頃の訓練が役立てばと、普段から準備をしている。」と話している。
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