|
|
|
自然豊かな小樽市の奥座敷、朝里川温泉の観光振興を考える、観光クラスター研究会「小樽ゆらぎの里」地域報告会が、29日(土)14:00から、朝里クラッセホテルで開かれた。
観光クラスター研究会「小樽ゆらぎの里」(会長山田勝麿市長)は、観光振興を通した地域の活性化を提言する研究会。
平成13年5月に発足し、すでに2年間の活動を積み重ねている。この間研究会を15回、セミナーや講演会、イメージ調査、先進地視察、ブランド開発、職人体験工房の展開など、様々の催しを行ってきた。29日(土)の地域報告会は、山田会長が「朝里川温泉の振興と小樽観光での産業振興を図っていきたい。あくまで地域が主体になることが必要で、由布院温泉の例などを参考にしていきたい。」と開会の挨拶。
続いて、同会の田中一良代表幹事が、「朝里川温泉地域観光への提言〜豊かな時間が流れる、ゆらぎの里を目指して」として2年間の活動を踏まえながら、今後の課題について語った。
その後、由布院観光総合事務所、米田誠司事務局長の「温泉地づくりにおける地域提携〜由布院、人・産業・結びつき」の講演が行われた。
この後約50人の参加者は、小樽の酒造りの過程で発生する酒粕を活用する郷土料理の試作品の試食会に臨んだ。並んだ試作品は、全13種に及び、酒かすだんご、甘酒アイス、酒かすソース焼き、酔っ払いの卵焼きなど。参加者は一品ずつ味見をし、「これはおいしい」とお代わりする人も。
全13品を2日掛りで仕上げた、料理教室主宰の道谷伸枝さんは「酒粕のツブツブ感を無くすため、水で溶いてペースト状にして料理した。時間をおくと酒粕の香りがなくなってしまうので、出来立てを皆さんに提供しようと、昨晩は徹夜をし、時間ギリギリまで調理していました。」と調理の苦労を話していた。