6日(木)19:00から、勤労青少年ホーム(緑1-9-4)で、「人生設計の考え方〜若者を取り巻くお金の問題など」をテーマに“生活者セミナー”が開かれた。今回のセミナーは、15歳〜30歳の勤労者を対象にしている。講師は現在、おたる無尽ビル2Fで“家計の見直し相談室α”を開業する、ファイナンシャル・プランナー(AFP)の若西カナ子さん(61)。
セミナーの参加者は全員、家計を担うであろう女性だった。若西さんは前半で、若者をターゲットにした問題のある商法について、その種類と手口を具体的に説明。もし、ひっかかってしまった場合の、クーリング・オフ制度や消費者契約法の適用について、詳しく解説。すぐに、市の消費者センターなどに相談するようアドバイスした。また、消費者金融と利息制限法について説明した上で、具体的に“いくら借りたら、いくらの利息がつくか”を示し、参加者に注意を促した。
セミナー後半では、ファイナンシャル・プランナーの視点から、“ライフイベントとキャッシュフロー表”をもちいて、西暦2070年までの人生設計を、参加者に書き込みさせながら説明。将来のことは漠然としか考えていなかった参加者に、人生計画を構築する“きっかけ”を与えた。
若西さんのアドバイスは、自身の経験を生かしたもので、人生の先輩的な視点から語られたものだった。セミナーを通して、参加者一人一人の意見も交わされた。終始アットホームな雰囲気で進められたセミナーは、時間を延長して、20:45まで続いた。