市立小樽図書館(花園5-1-1)2階視聴覚室で、27日(木)13:30から図書資料の修理・修復講習会が開かれた。
講師は、図書館製本ボランティア指導員の北間正義先生(70歳)。住吉中学校の教員を退職後、小樽図書館で視聴覚ライブラリー嘱託勤務。5年ほど前から図書館製本ボランティア指導員となり、現在にいたる。
小樽図書館では北間先生のほか、図書館製本ボランティアが8人在籍。うち、4人が常勤している。講習会には愛読書や修復練習用の本を持参して来た6人が参加した。
本は背表紙の形が何種類かあり、それぞれの形で壊れ方も異なる。北間先生は、「こんなものでも本になる。」と、薬局のチラシの束をまとめた“本”を手に取り、冗談を交えながら、製本の仕組みを説明。「図書の修復は、傷んだ本を一度完全に壊してから、製本し直す作業」と、受講者との共同作業に熱が入っていた。「楽しいからやれるんですよ。」とボランティアに向ける思いを話してくれた。
小樽図書館では、きれいに製本された古い蔵書によく出会う。