2月に入り、ドカ雪が小樽の街を真っ白に沈めている。
『太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。』(三好達治)
たった2行の詩の中の世界が、今の小樽にはある。
小樽一の繁華街“花園”。通りや横丁、小路が縦横に走り、さながら迷路のような別世界のネオン街“花園”。この“花園迷宮”は、今大雪を被って、なつかしい暖かな雰囲気を醸し出している。
ネオンにつられ、雪につられ、店の入口の戸を開けたくなる、今が旬の冬景色。
真っ白な雪を被った小路は人ひとりがやっと通れるところが多い。足が滑らぬよう身体がコケぬよう、慎重に歩を進める。キュッキュッキュッと鳴る雪の音を噛みしめて、歩を進めれば、ここは白銀とネオンに囲まれた小樽の別世界。映画のロケのセットのよう。
時折、小路に流れ出すカラオケの音を背に受けて進めば、まるで映画の主人公。
ここは小樽花園、雪のネオン街。
雪で変身した小樽一の繁華街“花園”の冬の風情を、写真と動画でゆっくりとお楽しみ下さい。
|
|||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|