7日(金)から始まった“小樽雪あかりの路5”が、土日の週末を迎え、市内や札幌圏、外国からも人が入り込み、文字通りどっと混む状態になった。
このため、浮き玉キャンドルやアイスキャンドルで照らされた小樽運河を眺め、浅草橋から運河沿いの散策路に人が溢れ、肩を振りあわなければ歩けないほどの盛況となった。
あいにく、8日(土)・9日(日)の週末は、気温が上がり、3月下旬並みの陽気となった。このため雪が融け出し、“雪の祭典”には恨めしい暖さで、係員たちは、休む間もない修復作業に精を出していた。
「何度キャンドル用の穴を開けても、暖さでみんな融けて、何処を掘ったのか判らなくなるくらい。サラサラ雪は消えて、その下のザラメ雪ではうまく固まらず、思ったように作れない」と嘆き、「せめて雪が降って、サラサラの雪が欲しい」と悲鳴を上げる。
運河散策路や手宮線会場に作られたスノーキャンドルやアイスキャンドルは融けて、無残な姿をさらしていた。
日中の気温は5℃前後まで上昇し、道路はベチャベチャ状態で、雪あかりの風情を求める人には、恨めしい陽気だった。“小樽雪あかりの路5”は、16日(日)まで開催しているが、関係者は、雪が早く降ってくれと切実に願っている。
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