第16回小樽市冬季ゲートボール大会


gate.jpg 今年で16回目となる小樽市冬季ゲートボール大会が、25日(火)小樽市総合体育館(花園5-2-2)で開催された。
 この大会は、小樽市ゲートボール大会実行委員会の主催で、夏と冬の年2回実施される。冬の大会は、冬期間の運動不足解消という意味合いもある。市内のゲートボール愛好家で組織する、小樽ゲートボール協会の会員数は、多い時で800名ほどいたそうだが、現在は300名ほどに減少している。これは、発足当初から所属していた会員が高齢化し、新たな入会者が減少していることに起因している。
 ゲートボールは、1947年芽室町の鈴木和伸氏(故人)が考案したもの。戦後の混乱の中で、満足な遊び道具のない子どもたちが、手軽にできるスポーツはないかと考え、フランスの伝統的な競技「クロッケー」をヒントに生まれた、北海道発祥のスポーツだ。最近は、同じく北海道発祥のパークゴルフに人気が押され気味だが、常に先を読む駆け引きは、ゲートボールの醍醐味だ。
 冬季大会は当然、室内で行われるが、屋外の場合と異なるルールがある。屋外で使うボールは木製(最近は合成樹脂製)だが、室内用のボールはまわりがフェルト地の“毛玉”が使われる。転がりすぎを抑えるためだ。また、室内ではスティックヘッドにゴム製のカバーをつけなければならない。これは、競技場の床を傷つけないための配慮である。
 大会は明日26日(水)まで行われる。