厳しい寒さが続く小樽市内の中心街を、白い空手着に裸足で走り抜ける“雪中ランニング”が、25日(土)14:00から行われた。この“雪中ランニング”は、寒さがピークを迎える1月下旬に、毎年恒例行事として、北海道勧仁塾道場(山村弘一首席師範)が行っているもの。
今回は幼い塾生から若い塾生までの男女140名が参加。花園十字街の無尽ビルをスタートし、花園公園通り、花銀通り、サンモール一番街の商店街を往復するコースに、裸足で挑戦した。
塾生たちはあらかじめ「氷点下で裸足のままでいると凍傷にかかる恐れがあるので、常に足の動きを止めないように」注意されていた。「ファイト!ファイト!」の掛け声で気合いを入れた裸足の一団に、商店街の店主たちも店先から暖い応援を送っていた。寿司屋通り周辺の観光客もコートの衿を立てて、この“雪中ランニング”に驚きの声を上げていた。
参加した140名の塾生たちの気合いは寒さを吹き飛ばすに十分なもので、新しく生まれ変わった商店街に送るエールが響き渡っていた。