北海道勧仁塾道場の“鏡開き”が、11日(土)午後7時より、春風館道場(緑1)で行われた。
住吉神社の宮司の御祈念の後、塾生一人一人が手にした日本刀で2段に重ねられた鏡餅は、一筋一筋切込みが入れられ、最後に山村弘一主席師範の手により真っ二つに割られた。
鏡開きは、旧年の無事を神様に感謝しながら、神様に供えた鏡餅をお下がりとしていただく儀式。餅を食べる者には、力を授けられるといわれている。
もともとは武家の間で行なわれていた習慣だったが、その後、縁起を大切にする商人の間に広がり、一般化したといわれる。
供えた餅を下げる日は、各地方によって違いがあるが、現在は1月11日が一般的になっている。割られた餅は父兄の手により雑煮として振舞われ、育ち盛りの塾生たちの腹に収まった。