晩秋の山、ヒグマに注意!


kuma.jpg 秋色が深まり、一気に冬へと駆け足となった小樽周辺の山林では、ヒグマに注意の看板が目に付く。ここ奥沢水源地から、穴滝方面への林道は、柵で車止めが出来ているが、入山者はこれを越えて、徒歩で山歩きを楽しむ人が多い。
 この林道脇に、入山者へヒグマ注意を呼びかける立看板が立っている。「熊は夕方から早朝にかけて行動するので、これらの時間帯に入山しないで下さい」、「ラジオなどで気付かせる」、「小さなゴミでも捨てない」、「熊に出会ったらあわてず立ち去る」など、諸注意が記されている。同じような看板は、魚留ノ滝の入口にもあり、小樽周辺の山林には、熊に注意の看板が多い。
 ヒグマは天然記念物的存在とされ、生息している環境は極めて自然度が高いといわれる。小樽周辺の山林にヒグマが生息していることは、それだけ豊かな自然環境を持っていることの表れだ。
 ヒグマは雪が山野を埋め終わり、毎日北風が吹きすぎる12月半ば頃から、穴篭もりにかかるとされており、まだしばらくの間は山歩き時には、熊への対策を忘れないことが必要だ。