小樽の潮見台にある名門校、北海道立小樽潮陵高等学校が、創立100周年を迎えた。同校は小樽の高校の名門校として知られ、これまで多くの人材を輩出している。
12日には、記念式典を行い、創立100年を祝った。同時に潮陵記念館で「潮陵100年展」を10月7日から10月14日まで開いた。同展は、潮陵100年の歩み、保管資料の検索システム紹介、同窓の顔ぶれ〜クラス写真展、各界での活躍の先達を取り上げ、一目で潮陵出身者の活躍がわかる展示がされた。
政界・官界・経済界や、文学・スポーツなどの各分野で活躍した出身者が紹介されている。作家の伊藤整や帝銀事件の平沢貞通、冬季五輪の八島健三や数々の五輪出場選手、国連タジキスタン監視団の政務官として殉職した秋野豊などが大きく展示されている。
同校は1902年(明治35年)の創立。卒業者数は31,857人。自由な校風で知られ、制服がなく、文武両道を謳う。進学校として北大や東大・京大へも生徒を送り込んでいることで知られている。