8月29日道運輸局は、小樽市内のタクシー会社5社が、4月に申請していた運賃の値下げを認可した。これにより9月6日から、5社のタクシーの初乗り運賃(1.4キロ)が、530円から470円へ、60円の値下げとなる。
今回値下げが認められた会社は、金星小樽ハイヤー、トンボハイヤー、北海道中央タクシー、ミドリ小型ハイヤー、北海道交通の5社。さらに7月には3社も申請しており、近くこの3社についても認可される見込み。値下げで利用者増を当てにする各社に、運転手は「この景気の悪い時に確実な収入減となり、運転手の生活は成り立たない」とブーイングだが、利用者にとっては朗報だ。
なお、同時に申請していた5,000円を超えた分を半額にする遠距離割引は、不当競争が起きないか検証するため、9月6日から来年3月5日までの6ヶ月間に限って認められた。個人タクシーの現行480円はこのままで、会社タクシーと個人タクシーの差がなくなり、市内タクシー業界は、値下げ後の客の争奪に追われることになりそうだ。写真は小樽駅前のタクシー乗り場