1970年の開設以来、小樽市民に30年以上も親しまれていた小樽−敦賀を週6往復で結ぶ大型フェリーの「すずらん」「すいせん」の2隻が、苫小牧東港ー敦賀を結ぶ航路へと変更され、小樽−敦賀航路が9月16日で廃止されることになった。
新日本海フェリー(本社大阪市)は、7月17日にインターネットのホームページなどで、「航路及びダイヤ変更のご案内」を掲載。9月17日より、現在小樽ー敦賀間で使用している、超高速フェリー「すずらん」と「すいせん」の2隻を、苫小牧東港ー敦賀間の直行便として投入する旨を知らせている。
北行(毎日)は、敦賀01:30発→苫小牧東港20:30着、南行(毎日)苫小牧東港23:50発→敦賀20:15着となり、小樽発着より、時間も2時間短縮される。
「すずらん」「すいせん」は、同社の主力の超高速フェリーで、全長199.45m、17,300トン、29.4ノットの速力で旅客507名、トラック122台、乗用車80台を運ぶ大型船。
これまで小樽ー敦賀間を直行で結び、日本海の人とトラック・貨物を運ぶ、流通の主要な位置を占めていた。小樽ー敦賀航路の廃止で、年間の貨物取扱高も3分の1程度に減少することになり、小樽経済へのマイナスの影響も及ぼすことになりそうだ。
9月17日からは小樽ー舞鶴、小樽ー新潟の2つの航路だけの運行となり、淋しくなる。写真は、これから淋しくなりフェリー乗場。