米海軍の第7艦隊横須賀基地配属のイージス巡洋艦「カーチス・ウィルバー」(9,100トン)が、27日(木)朝に、小樽港に姿を現し、中央埠頭に着岸した。
同艦は、物資の補給と乗組員の休養のため、27日から30日まで小樽港に寄港する。イージス艦については、核搭載可能のミサイルが装備されているため、核兵器搭載の有無につき、市側が外務省に照会するなど、核兵器の有無の疑惑が残ったままの入港となった。
同日朝7時頃からは中央埠頭で、入港に抗議する市民団体の反対集会が開かれていたが、同8時過ぎに混乱もなく解散した。
小樽港にはこれまで、米海軍の航空母艦「インディペンデンス」や「キティ・ホーク」が次々と入港し、2000年10月の「キティ・ホーク」入港時には、空きバースがないことを理由に、同艦に随っていた巡洋艦が入港を市長に拒否され、沖合に停泊することを余儀なくされたこともあった。