市の花に指定されている“つつじ”が例年より早く、20日前後に市内のあちこちで満開となり、赤やピンクの花が新緑に映えている。
“つつじ”の名所として知られ、20種7,000本の“つつじ”が咲き誇る小樽公園(花園5丁目)でも、21日(火)は、すでに満開の真っ最中だ。公園内の遊歩道沿いに咲く“つつじ”は新緑の白樺林に映えて、今が見頃。“つつじ”見物に訪れる市民も多く、公園内の見晴台駐車場も満杯で、友人とグループで花見を楽しむ市民も繰り出していた。
この例年より早い満開に慌てたのが、例年6月初旬に開かれる「おたるつつじまつり」。今年は第38回で、6月1日(土)・2日(日)の2日間で小樽公園を中心に市街で行われる予定だが、今が満開の花があと10日間も保つか、微妙なところで、関係者を慌てさせている。「おたるつつじまつり」は市内パレード、野点、カラオケ大会、モデル撮影会、吹奏楽コンサートなどが予定されているが、今年の「つつじまつり」は、つつじの大半が散った「祭りのあと」とならねばよいがと、関係者は気をもむ日が続くことになりそうだ。