先月15日に解役となった、小樽海上保安部の巡視艇「やぐるま」(40トン)の後任として、新巡視艇「やぐるま」(26トン)が、4月11日に東京から小樽へ着任した。
新巡視艇「やぐるま」(工藤猛船長)は、4月10日に入港の予定だったが、気象・海象の状態が悪く、11日正午に入港した。午後12時30分より、小樽海上保安部武道場横の岸壁で入港式が行われた。
新巡視艇「やぐるま」は、全長20メートル、幅4.5メートル、深さ2.3メートル、総トン数26トンの新造船。緊急テロ対策として、原子力施設など重点警備対象施設の警備強化を図るために整備された。係留地は北運河で、港から旭橋をくぐるため、ブリッジタワー部分が可動式になっている。旭橋をくぐるたびにタワー部分を倒して通過するもので、、北海道では小樽にある2隻だけで、非常に珍しいという。
同艇はすでに3月29日から就役しており、巡視警備業務をこなしながら、11日(木)小樽港に着任した。(ブリッジのタワーを横に倒した状態の新「やぐるま」)